浜松佐鳴湖防災キャンプ 10/10-11開催報告
2026年10月12日
浜松市の佐鳴湖公園に宿泊! 日本防災キャンプ協会立ち上げ前から太田個人で運営スタッフとして参加させていただいてきた佐鳴湖防災キャンプも今回で5回目。 天気の良い秋晴れの中2026年10月10日~11日に開催しました。
運営側・宿泊はしない方も含め48名の方に参加いただきました。
14時 集合・テント設営

運営スタッフは13時40分頃集合、参加者のみなさんは14時集合。あらかじめの会場設営はなく、まっさらな公園にほぼみんな同じ時間に集合して、みんなでメインタープを張ったり、夜宿泊のテントもみんなで設営します。
集合と同時に浜松佐鳴湖防災キャンプ恒例、災害時に飲み水系で「水ひとり3L」で過ごせるかな?の体験も開始。過ごしやすい季節ではありますが、テントを設営したり、走り回ったりするとのども乾くよね。明日の朝には何L使ってるかな?
今年の佐鳴湖防災キャンプでは、学区の富塚中学校のみなさんが総合的学習の社会参画活動として、防災をテーマにしたチームが参加いただきました。宿泊男子生徒6名と、夜は帰宅の女子生徒3名の9名が参加いただきました。
宿泊男子生徒6名のテントをテントの張り方レクチャーしながらみんなで設営。スタンダードな形のテント「アメニティードームL」も中学生のみんなと張る体験をしました。



15時半 中学生による防災クイズ&新聞スリッパ
中学生が用意してくれた防災クイズ。子供も大人もみんなで参加して防災についての知識を深めました。
いろいろな視点から丁寧にフリップも作ってくれてありがとう!



中学生が講師の新聞スリッパづくりもみんなでやってみました。芝生で走ってみたり。壊れちゃったりもしたけど、素足よりは安全で、体育館などでの移動の際は役立ちそうです。
16時半 炊き出し訓練
今年新たな試みとして「集まった避難者同士がもちよりの食材で炊き出ししたらどうなるか」を体験実験することに。
- 1日目夕:カレー 2日目朝:豚汁 のメニューは事前に告知
- 料理としてマストな材料「カレールー」「みそ」は運営スタッフ側が用意を担当
- 肉は食中毒が心配なので運営スタッフ側が用意を担当
- カレーのアルファ化米(50人分1箱)は浜松市の備蓄、消費期限間近のもの
- それ以外の食材を参加者が持ち寄って調理
「ニンジン多いなー、とか食材が偏ってしまうのかな?」「食材が多すぎるのでは?少なすぎるのででは?」と心配はありましたが、意外といい感じの材料が集まりました。
水はひとり3Lの実験をしているため、参加者から少しずつ集めます。鍋の大きさを見ながらひとりあたりどのくらいの量を集めていいのかを話し合って、カレー用として1人200cc、アルファ化米(50人分1箱)のお湯(8L分)として1人200cc、合わせて1人400ccを回収することに。


包丁を持つことは初めてという小さなお子さんへ、包丁やピーラーの使い方を中学生のお兄さん&お姉さんが優しく教えてくれていました。それぞれが良い体験になってくれていると嬉しいです♪




ひと仕事の合間に、こどもたちに豆を挽いてもらって珈琲を淹れてみたりしているところも。冬など寒い時期にあたたかい飲み物があると避難時でも少しでも落ち着けるというお話もあります。湯沸かしのガスや水の備蓄で電気がないところでもつくれるのでキャンプ経験が活きそうです。


17時半 灯油ランタン点灯
電気を使わない灯油ランタン。今回は110台を点灯して、LEDライトではない本物の火の灯りで食事体験と、テントロープのつまずき対策にしてみました。(夜暗い中だと、子どもは走ってロープやペグにつまずくことが多い・・・)


18時 みんなでカレー
みんなで協力してカレーが完成!
「うまくできたねー」「美味しい!」「アルファ化米も美味しいねー」など話しながらみんなでカレーライスを食べました。



灯油ランタンは1台5Wほどの灯り。でもこれだけ集まると大分明るくなるねー。幻想的で映画の世界のよう。
ひととおり食べ終わった後、おかわりをする子も多くカレーは完食。アルファ化米は少し余っていたので、ゆかりご飯で食べたりして、綺麗に完食できました。
あとで夜みんなに話を聞くと大人の人は遠慮してしまってあまり食べれなかったようでお腹が空いてしまった方も。カップラーメンやパンを食べた方もいたり。実際の避難所では分量の分配はどうするのか、考えさせられる体験となりました。
19時 火起こし&焚火
「火打石で火を起こそう!」 麻紐をほぐして、新聞紙を丸めて、火打石のつけ方を教わり着火!
火が点くと「おぉ!」という歓声が沸いて、新聞紙から小枝→大きな薪と火を大きくしていき焚火を楽しみました。




ちょうどサツマイモが美味しい季節。新聞紙に巻いて、水を濡らしてアルミホイルに巻いて、焚火に投入!
串で刺して焼けたころにみんなで美味しくいただきました!
夜
家とは違って暗めのランタンの灯りの中、それぞれのテントでカードゲームをしたり、人狼したり、ゴイタをしたり、アナログゲームを楽しみました。






6時半 朝食準備
佐鳴湖公園は朝からジョギングの方もいたり。テントだと朝日がまぶしく太陽と共に起床する方が多く、6時ごろにはみんな起き始めていました。
「なんか手伝うことない?」小学生の男の子がみんなに珈琲を淹れることに。珈琲ほしいっていう方に紙コップ1杯の水を入れてもらってお湯を沸かしてティーバックの珈琲を淹れます。やかんの蓋がはずれちゃったり最初はぎこちなかったけど、美味しく淹れられて、みんな「ありがとう!」って喜んでくれました。 面識ない大人も多い中で声がけしてコーヒー淹れての体験。こどもたちも自分たちでも役に立てるという経験できたかな? 珈琲淹れてくれてありがとう。ご馳走様でした。
朝食は豚汁。みんなから食材を集めて調理します。昨日は突然でしたが、今日はなんとなく分担もできてきてスムーズ。
310ccシェラカップで一人2杯食べることを想定して具材が半分として、水は1人310cc。







断水時に食器を洗わずに食事ができるラップのお皿を体験。ラップを節約しすぎて小さすぎて失敗してしまう方もいたり、ラップを張りすぎて中身の量が入らなかったり、ラップが口についてちょっと食べにくかったりといろいろとありましたが、食べ終わった後ラップを外すとシェラカップは綺麗なままに!




とりわけてくれた高校生、全員に具と汁のよい量が分配できるバランスを体験できたかな?
310ccの水で調理した豚汁。12L寸胴2つ分(約20L分できました)のうち、結果は具なし豚汁が2L程余ってしまいましたが、何杯かおかわりして無事完食。45人前後としてはちょうどよい量でした。

9時 感想発表

↑の内容をみんなで黒板に書いて発表。














すごしやすい季節でしたので3Lの水は足りたようですが、実際にはもう一食お昼ご飯があって丸一日。飲み水以外の手洗い用の水は48人×2食で30L~50Lほど(正確ではない)使いましたので、水の大切さは実感できたかな。
ラップのお皿の体験も今回はじめて実施しましたが、よかったと言っていただけました。
マストな食材は運営側で用意の企画でしたが、運営側6人で一人1,000円程。今後の防災イベント企画用に食材費のメモを記載します。
- カレールー(甘口・8箱):1,689円(内、2箱余りました。)
- 豚肉切り落とし(2kg):2,149円
- 牛赤身スジ肉(800g):1,490円(少し豪華にしたかったので購入してしまいました。)
- 味噌(650g×2):816円
- ほんだし(1箱):754円
- プラススパイス(3本):512円(大人の方用のスパイスを出し忘れてしまいました…すみません。)
- だしつゆ:538円(アルファ化米が足りなかった場合、乾麺のうどんでカレーうどんにするために購入。)
- いため油:235円(前回の残りを使用したため使用せず。)
購入金額 計:8,183円
運営者の皆さま、費用負担をしていただきましてありがとうございました!
お肉は翌日の豚汁でも使用するということで、家庭用の冷凍庫での冷凍状態では保存が心配だったため、業務スーパーの冷凍肉を購入。防災ということがテーマだったので、牛肉を購入しようか迷ったのですが、奮発して1袋だけ購入してしまって料金もかかってしまいました。。。
購入については反省点も多いので、また皆さんから色々なアドバイスをいただけると嬉しく思います!
今年の佐鳴湖防災キャンプは中学生の校外学習も加わって、炊き出し訓練・ラップお皿など、例年より防災体験ができるイベントになりました。楽しみのコミュニケーションをメインにした防災キャンプから、防災体験が多めの企画まで、イベントごとにいろいろな防災キャンプ企画を、今後も地域のみなんさん、運営のみなさんと共に考えていきたいと思います。

