火の体験
2024年5月26日
最近のキッチンはIHも主流になり家庭で「火」に触れる機会がなくなってきました。焚火やランタン・マッチ・火打石などの体験を通じて子どもたちへ「火の体験教育」を実施。
火の暖かさ、安心感、危険性、料理の役割、明かりの役割を体験できます。
用意するもの
子供15人程度参加時の目安
- 焚火台やバーベキュー台:3~5台程度(数人グループで1台使用)
- マッチ(100均で15箱程度)
- 火打石・ファイヤースターター(15個程度)
- ティッシュ(最初の点火時用)
- 新聞紙(ティッシュの後に点ける新聞紙)
- 麻紐(なくても大丈夫。10cm程に切って、待ち時間にほどいていてって伝えると飽きずにいいかも)
- 消火器や消火水
周りに枯れ葉などがあったら避けるか、水を撒いておくと引火の危険性が低くなります。
では、はじめましょう。
① 消火器・消化水の説明
- 火の危険性の説明(火事になるので家では火をつけないで)
- 消火器の場所の確認
② マッチで火をつけよう!
マッチは手前に向かって擦ると火が点いたときに目の前に火あって危ないので、擦るときは手前から奥へ。
ひとまず火をつけるだけで大丈夫。最初は怖がってすぐに手を放す子が続出。マッチはたくさんあるので何度かつけてみよう。
マッチで火をつけることができるようになったら、できるだけ長く火を持てるようにしよう。→火は上に登り、横や下はあまり熱くない。マッチの棒をどれだけ短く燃やせるかチャレンジも面白い。
③ 火打石で火をつけよう!
火打石の棒と金属棒を擦るちょうどいい角度を探すのに一苦労。まずは火花を出せるように。
ティッシュは二枚重ねになっているので、一枚にはがした方が火はつきやすいです。もしくは、麻紐をほどいてそこに火をつけます。
実は火打石の火花から直接ティッシュ等に火をつけるのはなかなか困難です。。。
火打石の素材は「マグネシウム」ということを説明。火打石をゆっくり削って、マグネシウムの粉をティッシュの上に落とします。そこに向かって火花を擦ると、パチパチっとティッシュに火がつきます。
続いて、新聞紙を半分に切って、丸めて棒にします。火打石の火花→ティッシュの火→新聞紙の棒に点けて火を大きくします。新聞紙は丸めずにつけると風で火が点いた新聞紙が舞うことになるので注意。あと、マッチの時に学んだ「火は上に登るけど、横や下は熱くない」をマッチより大きな新聞紙の棒で実験。
何秒でつけられたかチャレンジで、火をつける早さを競うと、子どもたちは盛り上がります。
おまけ
まいぎり式や弓きり式の火起こし器も置いておくと、子どもたちはずっと遊んでいます。
これらは大人でも点けるのが大変ですので「点かないねー」の体験としていいかも。
ホームセンターで丸棒を買ってきて、ナイフでかたちを整えてつくる、きりもみ式の方が材料費は安く、火も点きやすいです。きりもみ式も子供だと棒を回すスピードと上から押す力が足りないので難しいかもしれません。中学生以上だとできるかも。大人も交えてみんなで工夫しながら火起こしチャレンジが盛り上がります。
最後に「火起こし体験終了」を宣言
最後に「火起こし体験終了ー!」を宣言して、マッチや火打石を回収。終わりを宣言しないとそのまま車の中やテントの中に持って行って火おこしで遊ぶ子がいるのでちゃんと回収します。