レクリエーション「猫と猫の魔法のベル」
2025年10月27日
このストーリーをベースに、猫ではなく狐にしてもいいですし、タイトルや内容は自由に変えていただき、防災レクリエーションとしてご利用ください。
対象と時間
小学校1年生~6年生 5人~40人
※人数や状況を見て、コイン交換所の大人のキャストが交換レートを調整することで柔軟に対応可能。
大人:8人以上
- ポムロ役
- 交換所役
- その他全員は欲しいものカード・あげれるカードを持っている猫役
(うち1人は「調理室役」、うち1人は「ガチャガチャ管理・メダル管理・魔法コイン管理役」を兼ねる)
時間は60分程度。ガチャガチャの魔法の言葉がでる時間を調整することで時間調整が可能です。
必要なもの
- お面(世界観表現のため大人全員分の同じお面は必須。ポムロ役はさらにマントなどがあるといい)
- ガチャガチャ(くじ引きを代用も可能)
- ガチャガチャの中身(調理食材カード数種・魔法の言葉カード・ベルを鳴らす係カード)
- 欲しいものカード・あげれるカード(猫役1人5枚ずつ10枚を持つ。カードは自主的に変えてもOK。常に3枚ずつ計6枚を持つ。
- ベル(くじ引き1等で鳴らすようなハンドベル。笛でも代用可能)
目的
- 子供たちから大人への声掛け方。
- 子供でも大人の役に立てることを体感。
- 協力する仲間を探す行動力。
- 備蓄しておいた方がよいものを実感。
ストーリー①(オープニング)
体育館・キャンプ場等に参加者の子供が集まる中で、猫のお面を被った、魔法の国からやってきた「ポムロ」が登場。
ポムロ:「みんな!きいてきいて!僕は魔法の国から来たポムロって名前の猫だよ。(体育館・キャンプ場から少し離れたところを指さして)そこにすっごく魅力的で、すっごくかっこよくて、もう触りたくなっちゃうようなベルがあるんだ。みんな知ってた? この中で、そんなすっごく魅力的なベルを鳴らしたい子いるかな?」
(よくばりジャンケンなどで、1人ベルを鳴らす役を決める)
(全員で外に移動)
(子供たちが外に出ていったら、その場にいる大人全員猫のお面を被る。猫のお面=突然訪れる厄介や災害。猫のお面をはずして以前の平穏な日々に戻りたいと思っているという設定。お面を取ろうとしても取れない。「人間に戻りたいなー」と独り言を言う 等各自演技)
ポムロと子供たち:外に用意してあるハンドベルのところへ移動。
ポムロ:「みんな見てみて!ほら、ここにこんなにかっこよくて、触りたくなっちゃって、鳴らしたくなっちゃうベルがあるよ! ね、すぐに鳴らしたいでしょ? 僕がすぐに鳴らしたいところだけど、僕はこのベルには触れないんだ、、、(先ほどの鳴らす役の子を呼ぶ)ねえねえ、きみが思いっきり鳴らしてくれるかい?」
(鐘を鳴らす)
ポムロ:「ハッハッハ! その魔法のベルをついに鳴らしてしまったね? その魔法のベルを人間が鳴らすと僕と一緒の猫に返信してしまうんだー。やったー僕の友達がいっぱいになるぞー!
ん?あれ? みんなまだ普通の人間の子供だね。 ん? あ、子供にはこのベルの魔法はかからないのかな?
ってことは、さっきいた大人にはかかっているのかな?」
(体育館・キャンプ場に戻ると大人全員が猫のお面を被って、お面を取りたがっている)
(ベルはポムロが持っている)
ポムロ:「ハッハッハ! 子供たち見てみて、大人が全員猫に変身したよ! これで僕の仲間がたっくさんになったー! (・・・しばらく大人のみなさんの演技を観察) あれ?でもみんなあんまり楽しくなさそうだな? もしかして人間のときの方がよかったのかな?
(子供たちに向かって)もう一回ベルを鳴らして人間に戻してあげようか? でもこの魔法のベルは1回鳴らすと、復活の呪文を唱えないと、ただのベルなんだよなー。(1回ベルを降る→何も起こらない)
魔法の呪文、魔法の呪文・・・たしかガチャガチャする丸いボールの中に隠されているって、僕のおじいちゃんのおねえさんのお母さんのいとこの猫のフェリクスから聞いた気がする。。。 あ、あれ見てみて!(ポムロがガチャガチャを指さす)あの中に魔法の呪文が隠されているはずだよ!」
ストーリー②(ルール説明)
ポムロ:「みんなはあのガチャガチャをまわすためのメダル持ってる?」
子供たち:「もってなーい」
交換所役の猫:「ガチャガチャをまわすメダルってこれかな?でもわたしの大切なメダルだから、そうだなー、今なら魔法のコイン3枚とならメダル1枚で交換してあげる。」
ポムロ:「魔法のコインってなんだろう?」
会場の猫のひとり:「猫に変身したときに魔法コインがたくさんポケットに入っていたんだ。(魔法コインをこどもたちに見せる)」
ポムロ:「じゃあ、この会場にいる猫たちから魔法コインをもらって、魔法コインが3枚集まったら、交換所猫にメダルを交換してもらって、ガチャガチャを回せばよさそうだね。
猫たちから魔法コインをもらう方法を説明するね。
猫たちは今欲しいものが書かれた3枚のカードと、今他の猫にあげることができる3枚のカードを持っているよ。
トランプの神経衰弱みたいに、この会場の猫たちが持っているカードを聞いて、欲しいカードとあげるカードに書かれているものが同じ猫を探して、どちらかの猫を連れて行って交換してもらおう。そうしたら、その2二匹のねこから1枚ずつ魔法コインをもらえるよ。」
(ポムロが実際にやってみる)
ポムロ:「ルールは分かったかな? じゃあ困っている猫を引き合わせて、たくさん魔法コインをGETして、メダルに交換して、ガチャガチャをまわそう」
(ゲームスタート)
ストーリー③(調理室)
ガチャガチャの中には魔法の言葉以外に食材のカードが入っています。
「ジャガイモ」「ニンジン」「たまねぎ」「豚肉」「カレーのルー」「アルファ米」「塩」「味噌」「水」「ガスコンロ」
調理室コーナーにレシピが飾れています
| おにぎりの作り方 | 米・塩・水・カセットガス | おにぎりカード 4枚GET |
| 焼きおにぎりの作り方 | 米・みそ・水・カセットガス | おにぎりカード 4枚GET |
| 豚汁の作り方 | ジャガイモ・ニンジン・たまねぎ・豚肉・みそ・水・カセットガス | 豚汁カード 7枚GET |
| カレーライスの作り方 | ジャガイモ・ニンジン・たまねぎ・豚肉・カレーのルー・米・水・カセットガス | カレーライスカード 8枚GET |
ガチャガチャをまわしたときに最初に上記の食材がでたら、子供に「調理レシピを全部揃えたら調理室に持ってきて。料理を作ったら、猫たちに持っていけば、魔法コインをもらえるよ。ひとりで全部集めなくても、他のみんなと協力して食材をもちよって料理を作ってもいいよ。」と説明。ルールがわからなそうな子には「あとジャガイモ持っている子を探せばカレーができるね」などサポート。
料理カードをGETできたら、会場の猫に子供たちが渡しに来ます。「ありがとう。すっごくおなかが空いていたんだ。」「カレーライスが食べたかったんだよね!ご馳走さま!」などお礼を言って、魔法コインを2枚渡す。
上記の料理カード以外に「ベルを鳴らすカード」が1つあります。引き当てた子には「最後に使うから大事に持っていてね」と伝える。
ストーリー④
(ガチャガチャ管理・メダル管理・魔法コイン管理)
ガチャガチャで魔法の言葉が出たら終了となるため、ガチャガチャ内に魔法の言葉が全部最初に出ないように調整。最後のひとつをゲーム中に入れるなど工夫します。メダル交換所のメダルがなくなりそうになったらガチャガチャから取り出すして渡す。魔法コインがなくなったらひとりが補充にまわる。
魔法の言葉が出たら床や机に掲示。徐々に魔法の言葉が現れてみんな進み具合がわかるようにする。
ストーリー⑤ 魔法の言葉→終わり
魔法の言葉が揃ったらポムロがみんなを集める
ポムロ:「ねぇみんな、魔法の言葉が完成したよ!集まって!」
(子供たちはみんな魔法の言葉の近くに集まる。大人たちも割と近くに集合。)
ポムロ:「じゃあ、魔法の言葉を唱えて、この猫のベルの魔法をもう一度使えるようにするんだ! さっきガチャガチャで「ベルを鳴らすカード」を引き当てた子。出てきて。」
(ベルを鳴らすカードを持っている子登場。)
ポムロ:「みんなで魔法の言葉を言ったら、ベルを鳴らしてね。」
ポムロと子供たち:魔法の言葉「ふっかつベル」(魔法の言葉の設定はなんでもいい)
(ベルを鳴らすカードを持っている子、ベルを鳴らす。)
大人たち:「うわー、お面が、お面がとれるー」(スローモーションで。)
ポムロ:「みて、みんな猫から人に戻っていくよ!みんなが協力して助けてくれたおかげだね。さすがだね。ありがとう!僕もみんなのように人を助ける猫になりたいな。猫の魔法にかかってしまっている大人がいたら、僕もベルを思いっきり鳴らして人に戻してみるね。今日はみんなの頑張っている姿をみて僕もすごく勉強になったよ。ありがとう。じゃあね!」
その他ストーリー展開
小さな子が多かったり、人数が少ない場合は、ガチャガチャの中身を調理室の食材ではなく、チョコなどのちょっとしたお菓子にしてもOKです。
ガチャガチャがなければ、くじ引きでも代用可能です。

