防災キャンプ in そこのみたち神社 3/16開催報告
2024年4月12日
(太田個人開催時のイベント記事となります)
3月16日(土)~17日(日)に、浜松市西区庄内地域の呉松町、はままつフラワーパークとなりにある曽許乃御立神社(そこのみたち神社 愛称:鹿島神社)にて防災キャンプを開催しました。
曾許乃御立神社(そこのみたち神社)さんでのキャンプは今年で2年目となります。
地域の防災拠点としての神社の役割と、プラット庄内が掲げる「誇りが持てるいなか」の田舎ならではのコミュニケーションが地域の魅力を高め、防災力を高めることを目的に開催しています。
今回ははじめての3月の寒い時期に開催ということで地元の回覧ではご案内せずに、前回の参加いただいた方を中心にキャンプ経験のあるメンバーで開催しました。
次回開催は9月を予定していますので、またその際には回覧でもお知らせしまして、地元の方の交流のイベントとしても定着させていきたいと思います。
↓今回の参加人数
- 泊まり家族:4家族(大人6人・子供3人)
- 1日目日帰り参加:10名程度
合計20人程度
1日目 15時頃
神社境内にメインタープを張ります。レクタタープLサイズですが、慣れると1人で張ることができます。
風が強い日はペグ(杭)が抜けないように木や車のホイールなどにロープを結び付けて固定しますが、今回は無風!
数日前までは大分気温も低かったですが、今日は一転あたたかくキャンプ日和に。
神社境内の舞台では、ひな人形が飾られていました。
瀬戸市から来られたご家族。御朱印を集められているということで早速、曾許乃御立神社さんの御朱印をGET。
宮司さん弟さんから、曾許乃御立神社の神様のことや建物についてのお話をお聞きして歴史を学びました。ご参加の方は神社に大分詳しく、神様の名前だけでゆかりを知っていたりして、話が盛り上がりました。
1日目 16時頃
到着順にみんなテントを張ったり、神社境内でモルックで遊んだり、池まで散歩して神社を探検したり自由に過ごしました。
1日目 17時半頃
今回の防災キャンプでは寸胴で炊き出し訓練をすることに。
宿泊家族以外に、神社さん関係者の方、氏子さん、近所の方などなど、人数が読めない中でしたが、薪ストーブでお湯を沸かして、みんなで食材を準備しました。
薪ストーブは煙たくならなくて便利。マシュマロも焼いてみたり。
肉は2kg。庄内町の地元の方にネギと大根とキャベツをいただきました。
1日目 18時頃
舘山寺ランタンプロジェクトとコラボ。
参加者全員で神社境内に100台のフュアーハンドランタンを並べます。
地面が星空のように輝き、神社が幻想的な空間に。
今回はLEDランタン、ガスランタンは最小にして、この灯油ランタンの明かりをメインに食事をしてみることにしました。
1台5wほどのちいさな明かりですが、机の上に10台ほど並べると意外と過ごせる明るさに。あたたかいオレンジの光を前に話が弾みます。
1日目 18時半頃
あたりは暗くなり、みんなもおなかがすいてきた時間に。
豚汁にうどんも入れて、神社炊き出し訓練特性豚汁うどんの完成!
人数と量がわからず「量が多いかな~」ということで、料理中に鍋一杯を別に移しましたが、おいしく大盛況で、結局すぐに戻すことに。これも炊き出し訓練の経験です。
たくさんつくって外でみんなで食べる食事はなんておいしいんでしょう。
すごい量を作ったので明日の朝食にしようかなと思いましたが、どんどん減る減る大人気の豚汁うどん。
うどんは買い足すことができませんが、「すいとん」ならたくさん追加で作れます。みんなのおなかの様子を見ながら追加で作りました。すいとんは基本塩と小麦粉だけでも作れますが、今回は少し片栗粉も入れたり。粉で保存もききますし、人数に合わせて調整できますので、炊き出しメニューとしては優秀だなぁと思いました。
↑顔分からないように縮小していますが、みんなで記念撮影も。あとで参加者の方にLINEアルバムで共有しました。
翌朝 2日目 7時頃
みんなそれぞれ起床。
突然の災害訓練のために車中泊体験も実施。
車中泊のコツは、厚いキャンプ用マット(インフレータブルマット)を下にひくこと。こうすることで、ボコボコしている車の座面などが気にならずに快適ベット化します。快適に寝れないと翌日腰が痛くて動けなかったり、長期的な避難の際は疲れが取れずに体調を壊してしまうこともあるかと思います。このマットは支援物資としては希少になると思いますので、ぜひ一人1枚のマットを車中泊の避難用にご準備いただくとよいと思います。
一度マットなしで寝てみるのもよい経験かと思います。次回の防災キャンプ開催の際は、ぜひお試しくださいませ。
↑3月ということで、夜は冷えるかなと思って用意した灯油ストーブ。この日だけが暖かく、使うことはなかったですが、電気を使わない灯油ストーブがひとつあると、上でお湯も沸かせたりして災害時には重宝します。
2日目 8時半頃
宿泊参加のみんなでお祓いをしていただきました。お子さんもみんなひとりひとり玉串もお供えして時間は20分程。しっかりお祓いいただきました。
お祓い後は社殿の建物についてや歴史などもご説明いただき、神社好きにはたまらないキャンプとなりました。
2日目 9時頃
昨夜の豚汁が全く残っていなかったので、朝食はまたみんなで作ることに。豚肉がなかったですが、余った大根とうどんも3玉、あとはすいとんを作りました。
まな板なんていらねーぜ!大根はワイルドに切っていきます。
挽きたてのコーヒーを淹れてくれました。朝のお祓いでご一緒の一般の方も誘って温かい珈琲をいただきました。
大根は薪ストーブで煮込むこと1時間。すっごく柔らかくて味が染みていておいしくできました!
2日目 11時頃
「みんなで防災について考えよう!私の防災発表コーナー」
1)今回の防災キャンプで気が付いた点、感じたこと
2)うちでやっている防災対策
を黒板に書いてそれぞれ家族ごとに発表。
みんなキャンプは経験者の方で、防災意識は高いメンバーでしたが、防災対策はそれぞれ異なり勉強になります。
防災対策には最善はなく、日々の防災意識の向上と、備蓄、そして助け合えるつながり、絆づくりが大切かなと感じました。
2日目 11時半頃
30分清掃。キャンプ場ではない神社の境内を使わせていただいての防災キャンプでしたので、来た時よりも美しく、また参加者同士で一緒に清掃活動することでコミュニケーションも生まれます。
2日目 12時頃
2日間の防災キャンプご参加ありがとうございました!
今回は今年元旦に発生した能登半島地震のチャリティーも含めており、参加料金の中から2,000円を神社掲載の募金箱を通じて募金させていただきました。また、曽許乃御立神社さんの防災活動を応援してお賽銭箱へ寄付させていただきました。
プラット庄内防災キャンプは定期的に開催していますので、またご参加おまちしております。
↑顔が判別できないように小さな写真にしています(2日目朝撮影)