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防災キャンプ

佐鳴湖防災キャンプ 11/1-2開催報告

2025年11月3日

2025年11月1日(土)~2日(日)に静岡県浜松市内の佐鳴湖公園で防災キャンプを行いました。

地域の公民館「富塚協働センター」さん主催の佐鳴湖公園に宿泊する防災キャンプは今回で4回目となります。

参加者は運営含めて大人16名程、子供15名くらいの方にご参加いただきました。

佐鳴湖の防災キャンプでは「防災ガイドによく載っている「1日1人=水3L」で本当に過ごせるかどうかの実験」も毎回テーマとしています。

14時 集合

公民館主催のこのキャンプは近所に住む方への募集のため、みなさんすごく近くにお住いのため、集合時間はゆるく、お子さんの送迎などもある方もいたりと、徐々に集合となりました。

到着の方からテントを張っていきます。

今回は公民館の職員さんも宿泊ということで、初テント張りを体験いただきました。

お一人で宿泊ですが、3~4名用のアメニティードームMを設置。避難時では荷物も多いため、規定人数用のテントだと狭くなりがちのこともご案内しながら一緒に設営しました。

 

15時半~ 猫と猫の魔法のベル

防災レクリエーション「猫と猫の魔法のベル」。

子供たちにストーリーは告げずに、「今から防災神経衰弱をやるよー。災害が起こって避難したときに欲しいもの書いて。」と伝えて、ひとつのワードで「ほしい×2枚」「あげる×2枚」の4枚を作ってもらいました。

はじめてのストーリーでしたので最適な数はわからなかったですが、子供十数人、大人12名くらいで、19キーワード×4枚=76枚でやってみました。

カードの準備をしている間に、大人猫へ説明。「移動式神経衰弱です」で概ね分かったよう。

準備がと整ったところで、猫のポムが現れて子供たちが少し離れたとこにベルを発見。ベルを鳴らすとストーリーがはじまります。

困っている猫を連れて行って、ほしいカードとあげるカードを合わせると金貨をそれぞれの猫からもらえます。金貨は3枚集めるとメダルに交換できてガチャチャレンジ。ガチャには食材カードが入っていて、食材を集めて調理室に行くと料理をしてくれて料理カードに変身!料理カードを猫にあげるとまた金貨がGETできて・・・

ガチャがたっくさん回せて子供たちも大変楽しそうでした。

中学生くらいも楽しめて、少し大きい子は大人の猫役にも。

全員参加で協力することや助けることが体験できるレクリエーションとなりました。この企画はまた他の防災キャンプイベントでも続けていきたいなと思います!

18時 夕食

水節約を体験するために、一つの大きな鍋に水を入れて、湯せんで調理体験をしました。

食材は各自もちより、水の量も湯せん時間も実験しながら体験。くたくたになってしまったり、ちゃんと料理できたり。みなさんのを少しずついただきましたが、ごはんなら水多めのおかゆ系がいいのかなということに。

あと、「どのみち火を使うなら、普通にライスクッカーでいいんじゃない?」という、元も子もない意見も。。。

でも、湯せんのご飯は「美味しい!」とは言い難く、多分ライスクッカーや鍋で普通にご飯炊くのが正解な気がしました。カレーなどはいいかも。あと、お皿とかの洗い物が少なくなるメリットはあります。災害避難時生活は長くなりますので、いかにおいしく食べて元気に過ごせるかも課題になってくるのかなと思いますので、できれば美味しい料理を食べたいなという話に。

夜 テーブルゲーム

スマホゲームや携帯ゲームもないキャンプ。電気も使わないテーブルゲームをやりました。

去年の佐鳴湖防災キャンプからはやり始めた「ごいた」でみんな盛り上がります!

コヨーテは簡単な説明で、足し算できる子であれば参加でき、大人と一緒に遊べます。

災害避難時では初対面でいろいろな方と一緒に過ごして協力しなければいけないため、コミュニケーション手段としてボードゲームもいいのかなと思います。みなさん名札を下げていますので、名前も憶えやすいです。

夜 焚火

焚火って温かくて安心します。外で過ごすこと、避難時にどうすればいいか、湯せん料理についてなども語り合いました。

珈琲は水は自分の分だけ持参いただいて淹れました。寒い中で温かい飲み物があるとほっとします。防災備蓄に珈琲もいいかも。

すごく星の綺麗な夜でした。

6時半~ もちより食材で豚汁づくり

みなさん一人120ccの水を鍋に入れて、みなさん持ち寄った食材で豚汁づくり。中学生の女の子が中心に料理していただきました。豚肉にはできるだけ触れないように、トングとキッチンバサミでカット。

珈琲も、飲みたい方は水を持ち寄って淹れました。自分の使った水の量を計りながら発表会へ。

7時半~ 火打石体験

豚汁作っている間に、火打石で火を起こそう体験を行いました。

まずは麻ひもをほぐして、火打石で火花をつくって、、、なかなかつきません。

でも慣れてくると結構早く火がつけられるようになりました。

一度ついた火はすぐに燃えるのでびっくりしている子も。LEDに慣れていますので、本物の火の熱さ、制御のしにくさも体験できたかな?

8時半~ 発表会

  1. 水何リッター使った?
  2. 防災キャンプの感想
  3. 備蓄したいもの

の3つを黒板に書いて発表。11月のため水はみなさん節約できてあまり使わずに済んだようです。備蓄した方がよいものも家族によって異なり、見ているだけでも勉強になります。

9時~ 豚汁いただく

発表後、ちょうどいい感じに料理できた豚汁をみんなでいただきました。人数分測りましたのでだいたいちょうどいい量ができました。あまりはおかわり自由。たくさんつくるととてもおいしいねー。

10時~11時 解散

佐鳴湖防災キャンプでは、近所に住む自分たちの避難先にも使われることが予想されるため、良い体験として「来年もやってほしい」という声も多く、またぜひ来年も開催できればと思います。